こんにちは、さーふです!
くらべるブログでは、子育てに仕事、忙しい日々を送る共働き奥様やパート主婦の方でも時間をかけずに良い選択ができるよう「住まい」に関する情報も発信しています。
子育てするに当たって、戸建てマイホームを検討中の方もいらっしゃると思います。
夢の新築マイホームと意気込み、支払い総額が増える一方で月々の支払い額を抑えたいので、ローンが長期化する。
この流れ、本当に大丈夫か気になって調べてみました。
今回は、30年ローンや35年ローンと言った長期でローンを組んで住宅を購入しようとしている方向けに、ライフスタイルの変化という点から見える問題点を解説します。
時間を取らないように、簡単に解説したいと思いますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
ライフスタイルの変化
住宅を購入するタイミングは、人それぞれですが、多くの場合、子どもが生まれるタイミングや子どもが小学生になるタイミングなど、子育てと密接に関わっています。
これは、壁の薄い賃貸アパートでは夜泣きで近所迷惑になるのではないかと心配しての決断や小学校入学後では転校に伴って子どもに負担がかかるのではないかと心配しての決断かと思います。
気持ちはとても理解できます。
しかし、当然、夜泣きが一生続くわけではありませんし、小学生は6年間で終わりです。
中学生になる子が私立に行きたいと言うかもしれませんし、高校は遠方の進学校になるかもしれません。
通う学校が変わるだけでは無く、課外活動の習い事や部活、塾も変わっていきます。
また、今は親がいないと泣く我が子もいつかは親離れし、家族と過ごす時間より友人と遊ぶ時間が増えていきます。
このように、高校卒業まで子どもが家で過ごすと考えると、18年ありますが、18年の間にも子どものライフスタイルは変化します。
つまり、35年ローンの折り返し地点を過ぎたくらいには、子育てのために購入した住宅は、子育ての必要性が無くなるだけでは無く、18年の間でさえ、何度もライフスタイルの変化に対応しなければならないのです。
また、子どもが大学を卒業する22歳頃には、親である私たちもどのような仕事をしているのか、今と同じ仕事をしているのかわかりません。
35年という期間はとても長く、家族みんなそれぞれにライフスタイルの変化があることを知っておかなければなりません。
【問題点1】敷地構成や住宅の間取りの問題
1つ目の問題として、ライフスタイルは変化するが、敷地構成や住宅の間取りが変わらないことが挙げられます。
先述のように子どもが小さい時に住宅を建てる場合が多いですので、小さい子どもを見ながら住宅設計を行いがちです。
例えば、子ども用の広い芝生の庭や子どもを見守るリビング内階段があります。
子ども用に設ける広い芝生の庭は、子どもが中学生・高校生になった時にも遊んでくれているでしょうか。
確かに。そして、草だらけになってそう!!
まぁ草むしりするか。夫が!
また、子ども様子がどこからでも見えるように、リビングの中に階段を設けた場合、子どもが高校生になった時にこの間取りが子どもに受け入れられるでしょうか。
自立心の強い子どもの場合には、どこにいても親に監視されているように感じ、嫌がるかもしれません。
この間取りが良いとかダメとかっていうつもりは無く、子どもが小さい内に想像できる範囲を超えてライフスタイルは変化して、変化に応じて良質な住宅を移り住むことができれば良いですが、変化に追随できないようローンが縛ってしまうところに問題があると思います。
これに対し、35年ローンで容れ物を買い、ライフスタイルの変化に合わせてリフォーム対応していく考え方もあると思いますが、この場合、購入時にリフォーム資金の資金計画を盛り込んでおく必要がありますのでご注意ください。
【問題点2】立地の問題
2つ目の問題として、ライフスタイルは変化するが、立地が変えられないことが挙げられます。
子どもの小学校に近い方が便利だし、登下校も安心できると考えて、小学校近くで敷地を選んでも小学校に通うのは6年間です。
6年は35年ローンの2割弱ですから、残りの8割は小学校の近くというメリットが無くなります。
子どもだけでは無く、私たち親も同じです。
職場の近くに家を建てたけれど、35年の内に転職したらどうなるのでしょう。
近くの旧職場前を通って新たな職場に向かう日々っていうのは何だかイマイチですよね。
また、転職したいけれど、ローン住宅があるから、住宅から通える範囲で選ばざるを得ない…となると無理して購入した夢のマイホームがあなたの自由を奪う足枷となってしまいます。
まとめ
今回は、次の内容について解説しました。
戸建て住宅を子育てように購入する家庭は多いと思いますが、無理して身の丈に合わない住宅にしてしまった場合、先々のライフスタイルの変化に対応できず、ストレスになってしまいます。
私がおすすめする方法は、長子が15歳ぐらいになる頃にはローンが返せる範囲で住宅を入手する方法です。
こうすれば子どもが高校生になる頃には、また住まいを選択する余地ができます。
1回目の住宅は、子育て用、2回目の住宅は、今後の夫婦2人生活用という選択もありですね!
新築住宅か中古住宅かは、家庭によって資金量に違いがありますから、15年のローン期間で支払える金額に合わせて選択すれば良いです。
夢のマイホームと意気込んで無理なローンを組むと、負債住宅があなたのお金を奪っていくだけでなく、ライフスタイルまで歪めてしまうことになりますので、30年や35年の長期ローンを組もうとする場合には、今一度検討してみてください。
以上、お忙しい方の健全で良質なマイホーム計画に貢献できたなら幸いです。
さーふでした。
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